造影剤(バリウム)という検査薬を飲んでレントゲン撮影を行います。食道・胃・十二指腸の形や粘膜の凹凸の状態からポリープ・腫瘍・がん・炎症などを読みとります。
ピロリ菌抗体検査とペプシノーゲン検査を組み合わせ胃がんになるリスク(危険度)を推定します。「がんの有無が判る」検査ではありません。人間ドックなどではピロリ菌抗体のみを調べる場合もあります。
血液中のペプシノーゲンは胃酸分泌の状態を反映し、萎縮性胃炎の診断ができます。萎縮性胃炎とピロリ菌はともに胃がんの危険因子と考えられています。
大腸がんやポリープなどは気が付かないほどの少量出血をしていることがあります。痔や傷のために出血することもありますので、必ずしも大腸がんやポリープがあるわけではありません。この検査で陽性反応が出た場合は約50人に1人で大腸がんが見つかり、4〜5人でがん化する可能性のあるポリープが見つかります。
〈新聞掲載Q&A:大腸がん検診はどのように行われますか.....〉
〈新聞掲載Q&A:健康診断の便検査で異常がありました.....〉